先日ある講座の中でこんな意見が出ました。
「自分が企画したワークショップやイベントに、意にそわない人が人が来るのが怖い」
意にそぐわない人というのは、ネットワーク販売が目的のネットワーカーや、ナンパ目的や、
場の雰囲気を壊したり、知り合った人に不快な思いをさせる人のことのようです。
もちろん募集の時にルール決めをすることも必要かと思いますが、
そういった人はその場では初めから目的がそうだと言わないものです。
わたしもいろんな異業種交流会やセミナーなどに積極的に参加しますが、
場の雰囲気やその会の人脈により、自分に合わないなと感じることがあります。
それは主催している人が普段からどんな人達とつながっているのか、
どんな志で生きているのか、どんな人格か、ということが大きく影響しているのではないか
と感じます。
居心地の良い空間、居心地の良いメンバーが多い場合、主催者の人は自分と同じような
価値観かなと感じますし、逆に良い意味で刺激がある場合、主催者の人に尊敬を感じます。
類友という言葉がありますが、まさにそんな感じではないでしょうか。
例えば、異業種交流会で一度お会いした方から、その後お茶にお誘いいただいたときは
お会いする前のやりとりの中で、必ず質問させていただくことにしています。
どんな目的で合うのかが明確な場合以外はネットワークの目的かどうかをお聞きします。
場合によってはお断りさせていただくこともあります。
(ネットワークを否定するわけではありません。一つの例です。)
この話をすると「ハッキリ言えてすごいですね。嫌われるのが怖くて言えません」
とほとんどの方が言われます。
最近、『嫌われる勇気』という本がベストセラーでしたが、読んではいませんが、
嫌われるのって怖いですか?!
嫌われるのが怖いからと、なんでも断れないほうが怖いし、お茶に誘われてうれしくて、
出かけ行き、自分の心が折れる瞬間のほうが怖いのです。
それでお付き合いがなくなるのなら、それだけだったとも言えますし、
逆にハッキリとお断りしても良い関係が続いている人はたくさんいます。
そんな人と長く良いお付き合いをして行きたいと思っています。
初めの話に戻ると自分が主催した場にどんな人が寄ってくるのかは、
日頃、自分がどんな価値観や志で生きているか、どんな人格で在りたいのか、
そこから始まると思っています。
嫌われるのが怖い・・・と思っていると、自分が苦手な人が集まってくるかもしれません。
みどりん