昨日、結婚相談所の情報交換会があり、いろんな相談所のコーディネータさんか集まりました。
わたしの隣にこの仕事を始めたばかりの20代の可愛らしいコーディネータさんが座り、
自社会員さんにお見合いの推薦をいただこうと皆さんに問いかけました。
その会員さんとは26歳、男性、年収300万円、身長が153cmの優しそうな方でした。
ベテランコーディネータさん達の反応は厳しく「年収300万円じゃねぇ~」と冷たい一言。
予想通りの反応に「ベテランさんたちは年収300万円の方を相手にしないのよ。」と教えてあげると
20代新人コーディネータさんは「えっ!?26歳で300万円っていい方だと思うんですけど・・・」と驚いた。
「確かに正社員だし、すごいよね!」と私。
そしていよいよ古い体質のこの業界にも時代の転換期が来たことを感じました。
若い世代の結婚、出産年齢が大きく変化している今の現状。
平均初婚年齢は2013年 男性30.9歳、女性29.3歳。
第一子出産年齢も平均30.4歳。
時期が遅くなっているだけではなく、生涯未婚率(50歳時の未婚率)は
1990年 男性 5.6% 女性 4.3%
2010年 男性 20.1% 女性 10.6%
晩婚化、未婚化の背景には若者の経済基盤が弱くなっていることが大きく関係している
と考えられます。
1997年 30代の平均年収 500万~600万円
2012年 30代の平均年収 300万円代
非正規雇用率も高く、失業率も高い。
内閣府が13~14年に20~39歳の未婚の人に結婚支援として何が重要か
訪ねたところ上位は下記の回答でした。
・給料を上げて安定した家計を営めるように支援する 49%
・安定した雇用機会を提供する 42%
この現状、結果から言えることは、ベテランコーディネータさん達の経験や脳のOSは
昭和のまま。年収が低い、非正規の人を相手にしないのではこれからの20~30代の結婚に貢献し
少子化問題を解決していけないということは明らかです。
昭和のお見合いおばちゃんも新しい時代のニーズを理解し、
新しい時代の婚活を推進していかなくてはならない。
それには女性の価値観も変えていくことも大切となります。
「この子はあまり贅沢はいわないんだけど、せめて年収600万円以上あればいいみたい」
などとサラっという時代は終わったんです。
個人的には『稼げる力』を伸ばすべく「新しい時代の働き方」をテーマにした
活動 をしていきたいと考えています。
みどりん